癌が発覚してしまう

市内の総合病院へ転院

担当医は物腰柔らか、最後には何か聞きたいことはないですか?と聞いてくれた。

主人は頼りない印象を受けたようだが、私はこの先生が好きで心の中で「わしの先生なんだから文句言うなよ」と思っていた。

2回目の診察でもう一度搔き出しましょう、と言われて、いかに痛くて、医師と看護士が最悪だったかを訴えた。

先生は笑って「あれは外来でする中で一番痛いと思う、頑張った!」と褒めてくれて全身麻酔だから痛くないよと説明してくれた。

やっぱこの先生好き。

 

1泊2日の入院。

手術後、麻酔で朦朧としながらも「パーフェクトヒューマン」を歌っていたらしい。

らしい、というのは覚えていないということです。

夜、両親がお見舞いに来てくれた。

コンビニのモンブランとお菓子を買ってきてくれていて両親が帰った後、即食いそして即寝。

 

2週間後、子宮体癌と判明。

子供を望むなら、まだホルモン治療をすることができるけど、ここではやってないから転院。

本当は子宮と卵巣を切除することが望ましいらしい。

私は子供が欲しいのか分からなくて、でも物理的に作れない身体になるのはどうなのか・・・

主人に転院するよ、と伝えて紹介状を書いてもらう。

私の地元では一番規模が大きい大学病院への転院となった。